令和6年7月3日から新紙幣の発行が開始されます。日本では20年ぶりの紙幣刷新になります。今回の新紙幣は、銀行券では世界初のストライプ型ホログラム(3Dで表現された肖像が回転する最先端技術)が採用されており、偽造防止機能が強化されています。
そんな新紙幣ですが、中小企業では新紙幣導入に対応するため、レジや券売機の入替を検討する必要があります。今回は新紙幣対応のレジ導入の際に使用できる補助金を紹介していきます。
①IT導入補助金~インボイス枠(インボイス対応類型)~
対象者:中小企業・小規模事業者など
補助対象経費①:インボイス制度に対応した会計・受発注・決済ソフト
補助率:中小企業は3/4以内、小規模事業者は4/5以内
補助額:最大350万円
補助対象経費②:PC、タブレット、レジ、券売機などのハードウェア
補助率:1/2以内
補助額:最大20万円
※注意点としては、レジなど単体のハードウェアは補助対象外になります。インボイスに対応した決済ソフトなどの使用に資するものが対象になります。
② 小規模持続化補助金
対象者:小規模事業者(各業種の常時使用する従業員数によって判断します。)
補助対象経費:機械装置等費、広報費、ウェブサイト関連費、展示会等出展費など
補助率:最大3/4(一定の要件を満たす必要があります。)
補助額:最大250万円(申請する枠や要件によって変動します。)
※注意点としては、単なるレジの入替では補助対象にはなりません。販路拡大や業務効率化、生産性
向上などを伴う為の導入である必要を申請書で記載する必要があります。
上記の2つが国から公募が出ている補助金で、新紙幣対応レジの導入の際に活用できそうな補助金になります。ただ、上記以外でも各都道府県、市区町村などの自治体からも随時補助金の情報は出ておりますので、ご検討していましたら担当者にお伝えください。
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